その辺の鳥小屋

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トゥインクルスターウインドオーケストラ ~はるかぜのえんそうかい~

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一年ほど前から告知があり待ちに待ち望んでいたコンサートが、先日開催されました

カービィサウンドのオーケストラを聴きたい!

というのは10年来の夢だったので、期待に期待を重ねて当日を迎える事に

 

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ちなみにカービィねんどろを箱に詰めて持っていきましたが、こちらは出番無し
帽子は入りませんがカービィウォレットの箱が良い感じのサイズなので、こっそりオススメしておきます
こんなのをプレゼントで渡されたら一発で落ちちゃいますね、そりゃもう一発で

 

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そして今回のプログラムがこちら(画像クリックで拡大します
パッと目が行くことと思いますが、スーパーデラックスの曲全曲演奏です!
大事なことなのでもう一度、全曲!演奏です
事前告知はされてたけどあまりにも現実味がなくて何言ってるんだこの人達って感じでしたが、プログラムを開いてみれば本気なんだって事にはすぐに気が付きました
そして同パンフレット内に記載されている曲紹介から溢れ出る愛の言葉
演奏会が始まる前から、「この人達ならきっと素晴らしい演奏会にしてくれるだろう」という確信が持てたのは嬉しかったですね
そんな訳でレポートに近い読み物になります、曲数が曲数なだけにめっちゃ長いです

 

プレコンサート

プログラムには書かれていない、演奏会開催前の最初の曲達

トップバッターを飾るのは毛糸のカービィより夜の砂漠、小刻みでリズム感の良い音楽で先陣を切ってくださいました
続いて演奏されるのは星のカービィWiiより雲の夢、初めて聴いた時は思わずコントローラーを置いて聴き惚れてしまった思い出の曲。優しいメロディで彩って貰えて幸せなの何の、この時点でもうありがとうって感想しか出てこなかったです
そしてプレコンサート最後を飾る曲はロボボプラネットより桃玉発進!ロボボアーマー。プログラムにロボボの曲が無かったので聴けないかと思ってたら、嬉しくて変な声が出そうになりました。サックスの音色が心地よいし、何よりもさいっっっっっっこうに格好良かったです

初っ端からこんなに飛ばして大丈夫?本番で遅れを取ったりしない?
などと思ってましたが、全てはいらぬ杞憂
そして時間となり演奏者が全て入場、礼。巻き起こる拍手
本番の演奏が始まる

 

第一部「星のカービィ」シリーズより アラカルトメドレー

カービィのえかきうた~タイトル~ベジタブルバレー~ヨーグルトヤード~バタービルディング~ボス~グレープガーデン~レインボーリゾート~ステージクリア

指揮者が持つは絵描き歌で使われていた、知る人ぞ知るあの筆
ゆったりとした絵描き歌の伴奏から始まり、テンポの早いタイトル曲に移行し冒険の始まりを予感させてくれました
そしてステージは進み美しい音色の鳴り響くレインボーリゾートへ、お馴染みのステージクリアの曲がなり響き再び拍手
指揮者はこのメドレーが終わるまで、その筆で演奏者達を導かれていました

その後、司会を務めるびゅーてぃと名乗る人が登場
何故か2回名乗るびゅーてぃ氏(館内爆笑
「本日はマイクをコピーして参りました」
おっ、上手い事言いますね!
「ゲーム画面が鮮明に思い浮かびあがりますね、そう何かに潰されたような…」
そして再び会場は爆笑の渦へ
何か…そう何かに潰された、ハンマーを装備したコミカルな顔をした何かに…
そんな素敵な司会が挟まった後、再び演奏会が始まります

 

  • 1-2 旅の仲間メドレー
  • 1-3  64メドレー

コース8:雲ステージ~クラウディパーク~リックのテーマ~カインのテーマ~クーのテーマ

ポップスター~こうじょうけんがく~ホロビタスター

カービィボウルのコース8から始まり、前日に入ってたら良いなと願い続けていたクラウディパークへ。数ある曲の中からクラウディパークを選んでくれてありがとう、って感謝の言葉を伝えたい
そのまま3匹の仲間パートへ、軽快に踊るリックのテーマから始まりカインのテーマへ。途中海へ沈んだかのような曲の転調も入り、最後はクーのテーマへバトンタッチ。さながらリレーのアンカーのような猛々しくカリスマ性溢れる演奏に思わず惚れ惚れ

そしてワンテンポの休憩の後、64メドレーへ突入
ポップスターの快活明朗な曲から始まり、舞台はこうじょうけんがくへ
どこからともなく聴こえるギュイーンギュイーンの恐ろしい機械音
突然の音に上空へ目線をずらす人が多数、曲の演奏が終わるまで会場内の鳴り響いていました
後から知ったのですが、録音音声とかではなく実際の音を出していたのだとか

 

そして無慈悲にも鳴り響くゲームオーバー音の後、ホロビタスターに舞台を移しゴールゲームの音を奏で64ブロックは終了

再び司会のびゅーてぃ氏が現れる
「さてまだ第一部ですが、早速最後の闘いが始まります」
の発言の後、演奏者の一人が間違えて音を鳴らす
「早速最終決戦が繰り広げられましたね」
アドリブなのか意図的なのか、図らずとも会場から笑いの声が
この司会から芸人としての素性を感じる…って言ったら本人に怒られるだろうか
いや後々の事を考えると、間違ってはいないのかもしれない
そんな事を考えていると、次の演奏が始まった

 

  • 1-4 大自然メドレー
  • 1-5 激闘!バトルメドレー

森・自然エリア~スライダーマウンテン
必殺!スーパー能力~CROWNED~狂花水月

森自然エリアはスマブラバージョンを軸に演奏される、途中自然エリアを離れ別のエリアに迷い込むが再び自然エリアに戻る編成はスマブラで聴いた時も思ったけどお見事の一言。そして迷い込むのは鏡の世界だけではなく、毛糸の雪原の世界へ

そして雪原を抜け、続くは激闘!バトルメドレー
この曲構成を見た時に思わず変な声を漏らしてしまったので、その期待値の高さは察して知るべし
指揮者が構え演奏開始
出始めは攻勢一点張りのスーパー能力。大胆なコピー能力でステージのし掛けをぶっ壊す楽しさと、一部ボス戦でのあの熱さを思い出し涙腺が緩む
そして死ぬまでに一度は生で聴きたいとずっと思っていた二曲が続く
CROWNEDは壮大な変身シーンのBGMから始まり、小刻みなリズムで激しさを交え、そして凱旋のテーマを終え一瞬の静寂の後に狂花水月へバトンタッチ
美しきメロディが奏でられた後、響き渡る笛の音色と共に奏でられる楽器の音の数々
64辺りから涙腺を我慢してたけど、ここにきていよいよ限界が来て涙が溢れだしました
目の前で、あの日聴いた曲が、画面の向こうでしか無かった曲が、最高の環境で聴けてるんだという感動
カービィサウンドに出会えて本当に良かったと思った瞬間でした

そして涙を流している間に演奏者達は退場、15分の休憩タイムに入る

 

第二部:カービィのエアライド

第二部はカービィのエアライドの数多の楽曲が演奏される、とはいえ全曲という訳では無いのでウエライド曲が完全に抜けていたり
ウエライド、好きなの私だけだったなぁ…とちょっと黄昏てみる

  • 2-1 草原と渓谷の地

 オープニング~プランテス~ヴァレリオン

そんな第二部は何度も聴いたであろう疾走感溢れるオープニング曲からスタート、様々なステージを愛機のエアライドマシンと共に駆け抜けるカービィの姿が脳裏に浮かぶ
刹那レースが始まる、爽やかな曲調のプランテスから始まり舞台は渓谷プランテスへ

曲が終了すると再び司会が登壇
小ネタを交えつつ三つの曲の世界観を説明した後、ファミ琴メンバーをご紹介
和の衣装を身に纏い登壇、それぞれ三味線・尺八・琴を装備
そしてサンドーラを奏でる事を告げられる

  • 2-2 火と氷と風邪の世界
  • 3-3 砂漠に響く声

マグヒート~コルダ~アイルーン
サンドーラ

力強い音と共に流れるはマグヒート、その世界から一転白く煌めくコルダの世界へ
脳裏にクジラが浮かぶ
そして大きな観覧車は救いか障害か、大きなツタが特徴のアイルーンへ

レースも中盤、ファミ琴メンバーも参戦しサンドーラへ
サンドーラと和楽器って合うんだ、と思った視聴者も多いはず
パンフレットの曲紹介では、
「本公演の演奏はアジアンになるか…?はたまたジャパンになるか…?」
と記載されていたが、正解は二つの楽器の調和であった
そして曲が盛り上がる中、コーラスも加わり最高潮の中で砂漠の世界とサヨナラをする

 

もはや恒例?司会者タイム
ここからはエアライドパートからシティトライアルに移行する事もあり、こんな会話が繰り広げられる
「大事に育て上げたエアライドマシン、ですが無慈悲にも壊されてしまう」
「そして壊れたのはエアライドマシンだけではありません…友情も…」
声のトーンやジェスチャーを使った演技でこれまた爆笑が
そうこうしている内に再び演奏が始まる

  • 2-4 星雲を駆ける
  • 2-5 白熱!シティトライアル

チェックナイト~ギャラックス~夢の泉
シティトライアル:街(表)~シティトライアルイベントBGM[タック逃走中~箱の中身が?~灯台にあかりがともる~アイテムバウンド]~シティトライアル:街(裏)~伝説のエアライドマシン~エンディング(海外版) 

アニメでお馴染みか、別名強いぞ星の戦士ことチェックナイトが鳴り響くと会場中が一瞬湧き上がるような感覚に触れる。カービィが勇ましく立ち向かい勝利したのは間違いないだろう。そして駆けて駆けて駆け抜けろ、ギャラックス。スマブラでお馴染み夢の泉へと続く

エアライドの舞台を離れシティトライアルの世界へ
勢いの良いメロディから始まり、マシンを強化すべく街を探索していると街中ではトラブルが巻き起こる
別名アニカビパート、ここでエアライドの世界からアニメの世界へ瞬間移動した観客も多かったのではないだろうか
陛下が悪巧みをし魔獣を呼ぶ、そして閣下が巻き込まれ悲鳴を上げる、それでもちょっと平和でおとぼけて愚かながらも魅力的な村プププビレッジ
そんな情景を思い浮かべていると、再びシティトライアルの力強く勇ましい曲へ戻る
そして苦労の末に手に入れるは伝説のエアライドマシン、地の支配者ハイドラか天空を駆けるドラグーンか。神々しい音が会場中に鳴り響く。そして知る人ぞ知る海外版エアライドのエンディング曲に移り、エアライドの世界は幕を閉じる

 

第三部:星のカービィ スーパーデラックス

  • 3-1 オープニング

グランドオープニング~コルクボード~初心者の部屋

本演奏会のメイン、スーパーデラックス全曲!(重要なので強調)
スタートを切るのはやはり、電源を付けて最初に聴くグランドオープニング
まるでファンファーレのような煌めやかな曲とともにいざタイトル画面へ!

ん?でも待って、指揮者が何やら観客の目線の誘導をしてるよ?
目線を移動させると、そこには布を被せた何かが
そしてオープニング曲が終わると同時にそのベールを脱ぐ
そう、懐かしのあの効果音と共に

 

  デン!

 

0% 0% 0%

 

そこには手作りのパネルであのゲーム画面が再現されていた、無慈悲かなそこに描かれていたのは0%の文字
100%…そう、前に起動した時は100%のはずだったあの画面
会場が笑いに包まれる中、演奏は流れ続けびゅーてぃ氏とは違う司会が入場し紹介を始める
ここからは司会は介入せず、一気に最後まで演奏するとのこと
初心者の部屋とともに説明される光景は、あの日初めてプレイした時を思い出すかのよう
そして司会は退場、続けて初心者の部屋の演奏が終わる
説明が終わればやる事はただ一つ、はるかぜとともに旅立とう

 

はるかぜとともに:タイトル~グリーングリーンズ~フロートアイランズ~無敵状態~バブリークラウズ~デデデ大王のテーマ~あしたはあしたのかぜがふく

0%になったのなら仕方ない、再び初めからプレイだ。USDXで追加されたタイトル曲から始まり順調にフロートアイランズへ、そして激しくもノリの良い無敵状態のテーマで倒すはMr.フロスティ、そして旅も終盤キラキラ音と共に流れ始めるはデデデ大王のテーマ。しかし相手が悪かったのだろう、格闘王帰りのピンクの悪魔を相手にしたのか思ったよりも早く退場していく大王様。そして感動のエンディングへ

白き翼ダイナブレイド:タイトル~キャンディ山~カービィダンス~マップ画面~マシュマロ城~アイアンマム戦~ココア洞窟~ダイナブレイドの巣~ボスとの闘い~たっしゃでくらせよ

はるかぜとともにをクリアすると解放されるは白き翼ダイナブレイド
爽快なタイトル曲とともにスカイハイとして有名な非常に楽しげのあるキャンディ山、最初のステージをクリアするとマップ画面へ。そして曲名に偽りなしか、ちょっとしたもっちり感のあるマシュマロ城。そして少し手強い中ボスを乗り越え、勢い付くはココア洞窟(ゲビオス)。絶賛ノリノリで聴いていると、再び上空から音が…
ヌーン⤵ヌーン⤵ヌーン⤵ヌーン⤵ヌーン⤵
あぁ、あの時聴いた良く分からない音が何故だかはっきり聴こえる…!

 

もはや楽器という概念が私の中で崩壊し始めている
そうこうしてる内にもカービィは進む、静けさの漂う曲が流れた後激戦ダイナブレイド
小刻みなリズムと共に死闘を終えると、暫しの間沈黙が流れる
次の瞬間、ピヨピヨピヨ…ダイナブレイドの子供の鳴き声が会場中で囀る
そしてタイトル曲で流れた時とは違う、ゆったりとした曲調でエンディングが演奏された

 

激突!グルメレース:オープニング~かぼちゃグランド(たまねぎガーデン)~結果発表~もろこしホール~結果発表

少しコミカルな曲から始まるはグルメレース、そして今やカービィシリーズを代表する曲にまで漕ぎ着けたかぼちゃグランドへ
威風堂々と鳴り響く音、私の脳裏にはカービィが勝利して手を上げている姿が浮かぶ
そして曲が終わり結果発表へ、軽快なドラムの連打音が会場の空気を包む
勝利のファンファーレが…鳴らない、鳴ったのはデデデ大王に屈した敗北の曲
奏者の方々も肩を落とす、そうか…負けてしまったのか…
第2レースが始まる、曲がかぼちゃグランドに隠れがちだが確かな名曲のもろこしホール
演奏が終わると再びドラム音と共に結果発表に移る
結果は…勝利のファンファーレ!
奏者の方々も嬉しそうにガッツポーズ…いやコロンビアポーズを決める

 

洞窟大作戦:タイトル~地底の木々エリア~トロッコ~セーブ小屋~巨大ボスとの戦い[USDX]~水晶の畑・神秘の楽園

美味しい物をたらふく食べたら、今度はお宝を求め地下の世界へ
新しい冒険が始まる、コンサート前日の私の気持ちを表すが如くワクワク感が漂う
桃玉発進!トロッコアーマーな勢い溢れる曲の後、聴く度に安心感漂うセーブ小屋へ
そしてスペシャルゲストとも言うべきUSDX版の巨大ボス戦曲が流れる
巨大ボスを倒しいざエンディングへ…おっと、撮り損ねてるお宝があったねとUターン

個人的に神秘の楽園エリアを聴けたのが物凄く嬉しかった、というのもグリーングリーンズのアレンジ曲という関係上グリーングリーンズより優先されて演奏される事は(恐らく)無いからだ
生音で聴けただけでも嬉しいのに、素敵な編曲まで…本当ありがとうございます!

 

かちわりメガトンパンチ~コルクボード~刹那の見切り

問題児ブロック…おっと、楽しいミニゲームブロックが始まる
ドラムの連打音と共に激しく演奏され、次第に入るは奏者の手拍子。続けて観客の手拍子
タイミングを合わせていざ…おや?
奏者の後ろの方に浮かぶポップスターのような物体、最初からあったかな…?なんて思っている内に曲は最高潮に到達する
刹那。割れるはポップスター、再び拍手が起こり数刻の後演奏が終わる

ここで二回目のコルクボードが演奏されるのだった、その間にステージ脇では和楽器が用意される
続けてファミ琴メンバーの3人が入場
サンドーラの時とは違い、何やら小道具を身につけている
――暫しの静寂が会場を包み込む
次の瞬間ベロンッという三味線の音の後
ピヒョロロ~♪
次の瞬間会場に笑いが巻き起こる、鳴るは尺八の音
一見何てことは無いのだが、困った事に尺八の奏者が顔をめっちゃブルブルさせている
私たちは笑いを堪える琴など出来ないのだった

再び静寂が起こる
部隊裏からフライパンを持った侍が現れる
目を合わせるプレイヤー侍とCPU侍
刹那[!]マークの書かれた看板と共にバンッ!という音が鳴り響く
勝ったのは…プレイヤー侍!これにて刹那の見切りをクリア!
刹那の見切りをクリアしたらお次の曲は…
なんて思っていると、再びピヒョロロ~♪(アハハハハ
今度はピコピコハンマーを持ったCPU侍が現れたのだった
1回目と同じ順序でプレイヤー侍は勝利する
勝利したのだが、CPU侍は最後の力を振り絞り

Σピコッ

不意打ちの滑稽な音に耐えられるはずが無かった、再び笑いに包まれる会場
ピヒョロロ~♪
あるよね、そりゃ2回目があったら3回目があるよね!
ここまで来ると観客全員の笑いのツボが可笑しくなってるのか、もはやこの音だけで会場中に笑いが芽吹く
だが一向に新しい挑戦者は現れない、その時ベロンッと三味線を鳴らしていた人がステージ裏へ消える
突然の出来事にキョロキョロするプレイヤー侍
現れるは…さっきまで隣で三味線を鳴らしていた相方だった
手に持つは特大サイズのハリセン、が当然勝つはプレイヤー侍
CPU侍は斬られた後、ハリセンを支えに地に伏せるのだった

これで本当の終わり…かと思いきや、巻物を持った者達が卓上に現れる
それぞれが侍の隣に立つと、侍の名前と共に巻物は広げられるのだった(この習字が中々に上手い
ファミ琴メンバー全員分が終わりいよいよ…と思った所、最後の最後で「ビューティ」とおちゃらけた声で自身を紹介するびゅーてぃ氏
ファミ琴のメンバー最後の出番は、美味しい所を全て持っていかれる結果に終わったのだった

これは演奏終了後に語られた小話なのだが、ファミ琴メンバーがオファーを受けたのはサンドーラではなく刹那の見切りだったらしい
えっ、こっちがメインなの!?何で受けたの!?
そう思ったのは私だけではないだろう
楽しい実写芸が披露された…いや楽しいミニゲームで遊んだ後は、再びゲームの世界へ

 

メタナイトの逆襲:タイトル~戦艦ハルバード:甲鈑~戦艦マップ~海ステージ~戦艦マップ~戦艦ハルバード:艦内~VS.メタナイトハルバード脱出~友と夕陽と…

格好良い、ただひたすら格好良い。それがこのメタ逆メドレー
侵略の始まりを予感させるタイトル曲が流れた後、メタナイトの逆襲と言えばこの曲な甲鈑(ハーフムーン)へ
続く戦艦マップと共に思わず惚れ惚れした後、暫しの休憩タイムかゆったりとした海ステージへ
そして再びハルバードマップへと戻る
ミニゲームのコルクボードの時もそうだけど、実際にプレイしてるかのような編成で必要あらば同じ曲が二度演奏されるという粋な演出には拍手を贈りたい
GETIT…激しい演奏の後メタナイトを倒すと会場内に鳴り響くサイレン
近くで何かが起こったのかと勘違いした人もいただろう、私もその一人
サイレン音が鳴り響く中も演奏は続く、友と夕陽と…が流れると同時にその音は消えるのだった(この友と夕陽と…がまた素晴らしい演奏でしてね

サイレン音の正体
こんなのあるんだ!って衝撃を受けたのは私だけでは無いですよね、そりゃ「なに?なに??」ってなりますとも

 

格闘への道:タイトル~コロシアムの戦い~能力おためし部屋~バトルウインドウズ戦~マスク・ド・デデデのテーマ[USDX

王者の道への厳しさが伝わってくる、そんな壮大な曲と共に幕を開けた格闘王メドレー
自慢の能力を手にし、気付けばバトルウインドウズ戦
ダイナブレイドの時とは違う音を交えつつ演奏される
そしてレッドドラゴンの攻撃!
ビシュッビシュッ
まさかのSE入りに思わず会場もヒートアップ、ゲーム内のSEまんますぎて一体どうやって出してるんだろう?

あまりにも身近にありすぎる物だった
私の食卓はいつだってバトルウインドウズ

そして格闘への道最後の曲はUSDXよりマスク・ド・デデデのテーマ
正直滅茶苦茶聴きたい!でもUSDXだから入ってないよね…と思っていたので、まさか演奏してくれるとは…感謝感謝…
もはやはるかぜとともにで早期撃破した大王様の姿はそこには無い、あまりにも逞しく進化した大王様の姿に再び涙腺が緩み始める

 

  • 3-9 銀河に願いを 

銀河にねがいを:タイトル~マップ画面~草花の星フロリア(ピーナッツ平野)~ミス!~マップ画面~ギャラクティック・ノヴァ核~VS.マルク~カービィ凱旋~スタッフロール

長かった演奏会も終わりを告げる、最後の役を掴まされるは銀河に願いをメドレー
少し不思議でけどとても綺麗なタイトル画面の曲から始まり、壮大な宇宙の旅が始まる
爽やかなメロディとともに草花の惑星を抜けたと思いきや、少々長いゲームオーバータイムに入る
そして再びマップ画面に戻り全ての惑星を攻略すれば、見えるはギャラクティック・ノヴァ
再び館内に鳴り響くサイレン、そして謎のビョーンビョーンの音
調和した不協和音と言うべきか、生音だけでギャラクティック・ノヴァ感を出せるのかと一人関心する
そして第一部ぶりとなる本日三回目の最終決戦、VS.マルクへと突入する
笑い声…は入ってませんでしたが、頭の中で再生されていた人は多いのではないだろうか
散々怯えながら倒した記憶が蘇る、そして幾度となく聴いた凱旋で本日二度目の涙
続けてスタッフロールが流れる、あぁ終わってしまう…私は涙が止まらなかった

そして演奏が終了
飛ぶように跳ね楽しそうに指揮を取り、大王様のようにふっくらした指揮者が退場する
静寂の中、0%0%0%だったパネルの上に新たな紙が貼られる
そこに描かれていたのは、100%の文字
盛大な拍手が巻き起こる

0%から初めた今回のデータも、気が付けば全てのステージをクリアし100%になっていた
ここで今回の演奏会でスーパーデラックス全曲、というプログラムになっている意味を理解する
音楽とともに、会場の皆とヘルパーとなって、一つのゲームを遊ぶ
まさかコンサートでこんな経験をする事になるとは思って無かったです、素晴らしい演奏会をありがとうございました!
願うなら、再び0%に戻ってもう一度…
そう思っていると、指揮者が再び卓上に立ちポーズを取った
スーパーデラックスな物語は一つの終わりを告げ、新たな曲が紡がれる

 

アンコール

スカイタワー/あしたはあしたのかぜがふく

今回プログラムにロボボの曲が無かったし、アンコールでロボボメドレーが来るのでは…?
そう思っていた私はスカイタワーの出だしを盛大にロボボタイトル画面と勘違いする
だが暫くして異変に気付く、一向に別の曲に移行しない…これはスカイタワーだと
正直このタイミングでスカイタワーが来るとは思ってなかったので、気付いた時の感動と喜びと驚きは本当に凄まじかった。というか涙の量が軽く倍増した
地平線の果てまで見えるかのような美しすぎる背景、眩しい太陽と夕焼け。そこに被さる鮮やかな雲
そして心踊る音色と共に始まり、勇ましさと美しさを兼ね備えたメロディ
一目惚れだった
その曲が編曲され昇華して私の目の前で演奏されている、そう考えたら全身の震えが止まらなくなった
立って聴いてたら泣き崩れていたかもしれない
今回のコンサートを祝福するかのように最後に大きな盛り上がりを見せ、スカイタワーは終わりを迎えた
涙で霞んでたけれど、この時の奏者の人達はそれまでと比べても更に楽しそうに演奏してるように見えました
何度でも言うけどありがとう、本当にありがとう…

続けて一回目とは違うアレンジの施されたあしたはあしたのかぜがふく
そして幸せの絶頂の中、コンサート終了のアナウンスが響き渡る

「皆様に素敵な明日の風が吹きますように」
席を立ち帰り始める客達、私は余韻で暫く座っている事しか出来ないのだった

 

アンコールのアンコール

はずだったのだが、数分後にある一つの音楽が鳴り始める
最初はメンテナンスか何かの調整かなと思ってましたが、聴き覚えのあるフレーズが流れている事に気付き卓上を見上げる
そこには運営事務局3名がそれぞれ楽器を持って演奏していた
皆席を立って帰った…はずが、後ろの方を見ると出口付近に並んで聴いている人達がそこにいた
スタッフの人達が止めたのだろうか、願わくばこの日ここにいた全ての人の耳に届いてますように


会場に鳴り響く癒やしの波動、トゥインクルスターウインドオーケストラの最後を飾った曲は、

 

 

真のやすらぎ(トリプルデラックス)

 

 

アナウンスで曲名が明かされた時は心に突き刺さる何かを感じた*1
演奏が終了し再アナウンスがなると、コンサートは本当の終わりを迎えた
この日を永遠に忘れる事はないだろう、そう心に刻み込み私も席を立つ
そうだ、アンケートを書かなくては

 

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アンケートにもこっそりスーパーデラックス仕様、勿論100%にきほんはまるの○を付ける
暫しの余韻に身を任せた後、アンケート用紙を提出しお礼を言い残し私は会場を後にするのだった

 


そんな訳で、本当に素晴らしいコンサートを開催して下さりありがとうございました!
沢山のカービィ愛に触れられて幸せだったし、カービィサウンドの魅力を改めて知れてとても嬉しかったです
次があるのかは分からないですが、もしあるのなら何が何でも聴きに行きますとも!

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なんて事言っておいて、その時はチケットが取れずこうなってたりして…(笑)
うん、公式コンサートのチケットほっすぃ…
今回は差し入れとか用意してなかったので、もしその時が来たら何か差し入れが出来たら良いなぁって
あっ、文章の締め所を逃した…

 

長々と書いてしまったので、何言ってるんだコイツとなった方には簡潔に纏めてくれているこちらをオススメしておきます
イラスト付きでめっちゃ分かり易いし、何より見ていて凄く楽しい!
情報量一杯なのに読みやすくて凄いな凄いなー
なんて褒めた所で、今回のレポート(?)を無理矢理締めさせて頂きます

「皆様に素敵な明日の風が吹きますように」

*1:聴いてる間はリップルスターorUSDXの休憩所だと思っていた。残念な事に全部の曲名を覚えておける程の記憶力は持ち合わせていない。